認知症とアルコールの関係

認知症リスクが高くなるアルコールの量は、どれくらい?

「適量の飲酒は健康に良い」と言われます。
では、適量はどれくらいなのでしょう。

男性女性
適度な飲酒量
(1日当たりの純アルコール量)
20g男性の1/2~1/3
過度な飲酒量
(1日当たりの純アルコール量)
40g以上20g以上
※純アルコール20gの目安量:日本酒1合、ビール中瓶1本(約500ml)、ワイン240ml、焼酎25度110ml

【参考】
厚生労働省サイト「健康日本21(アルコール)」、厚生労働省サイト e-ヘルスネット、平成29年国民健康、栄養調査結果の概要、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報サイト、厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』「統合医療」情報発信サイト

 

ビール党の方場合

日本での「適正な飲酒量」と「過度な(生活習慣病のリスクを高める)飲酒量」は上記の表のように定められており、ビール1本は適度な飲酒量と言えます。

しかし、適度な飲酒であっても毎日1本以上飲んでいる場合は、認知症の発症リスクが高まる可能性があると考えられます。

  7本以上/一週間の場合、認知症リスクが高まります。

ビール

アルコール性認知症って?

アルコールは、ある程度以上摂取すると様々な疾病の原因になります。

   

  • 脳血管障害(多発性脳梗塞など)
  • 頭部外傷(泥酔等による転倒)
  • 肝硬変
  • 糖尿病
  • 栄養障害(ウェルニッケ・コルサコフ症候群)

それらの疾病が、認知症の原因になっているようです。

また、アルコールは脳の働きを阻害する為、アルコール依存によって起きる認知症では、断酒を行うことで認知機能や物忘れが改善することもあるとされています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました